祝 辞

半田市長 榊原 純夫


 公益社団法人 愛知建築士会半田支部が創立60周年を迎えられたことを、心からお喜び申し上げます。 貴支部は、創立以来これまで会員相互の連携の下、技術の研鑽に努められ、知多地域5市5町のまちづくりの進展に多大な貢献をされました。 また、会員の皆様方には、平素から本市建築行政にご理解、ご協力を賜り心からお礼を申し上げます。 今日、建築物に対する市民の要請はますます高度化、多様化してきており少子高齢化社会への適切な対応、環境への配慮、地震等の災害に強いまちづくり等の諸課題に的確に対応していくことが強く求められています。  特に地震に強いまちづくりにつきましては、東日本大震災が、東北地方を中心に未曾有の被害をもたらし、多くの尊い人命が奪われ、3年余り経った今もなお、不自由な生活を余儀なくされている方々が多くおられる状況にあることをみても大きな課題といえます。 本市においても、南海トラフ沖の5連動地震の可能性が懸念されている中、市民の安心・安全の確保のために、防災、減災対策に積極的に取り組み、建築物の耐震化事業もより一層推進を図っているところであります。  貴支部におかれましては、建築の専門家集団として、今後も安全で安心して暮らせるまちづくりの実現に向け、一層のご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願いします。 最後に愛知建築士会半田支部の今後ますますのご発展と、会員皆様のご健勝、ご活躍をご祈念して、お祝いの言葉とします。