no.11  12.Dec.2004
『支部長就任のご挨拶』  

  支部長 杉江 成司



 成田前支部長からバトンタッチをし、本年度と次年度の2年間支部長を仰せつかりました杉江成司です。
 諸先輩方の築いて下さった50年の歴史を大切にし、次なる50年の第一歩としての責任を果たすべく頑張ってまいりますので、これまで以上の会員の皆様のご協力の程をよろしくお願いいたします。

<組織について>

 本年度の組織の特徴は、今まで副支部長2名で委員会を担当していただきませんでしたが、初の試みで副支部長3名制にし、それぞれ担当委員会を持ってもらうようにしました。
 新美建司副支部長には、theCityの発行、ホームページの維持更新、支部内外に対する広報活動を担当する広報委員会と施設見学、全国大会、建築士デー等を担当する会員委員会の2委員会を担当して頂きます。
 梶川幸夫副支部長には、研修旅行、講習会、CPD、研修に関する活動を担当する研修委員会と会員の親睦を担当する親睦委員会。そして、まちづくりを担当するまちづくり委員会の3委員会を担当して頂きます。
 岡澤宣弘副支部長には、リホームヘルパーを担当する福祉委員会をはじめ、一番力になってくれる青年部会、耐震診断特別委員会の3委員会を担当して頂きます。
 耐震診断事業も来年度まで予定されており本年度も継続事業です。
 
(社)愛知建築士会半田支部 
         〒475-0838 半田市旭町2-57
          杉江成司一級建築士事務所

<2005全国大会愛知大会について>

 2005年は中部新国際空港開港。愛知万博の開催。と愛知の変革の年です。そして建築士会の全国大会が愛知で開催されます。半田支部もセッション部会(IT関係)担当です。多くの会員に出席して頂き全国大会(名古屋大会)を盛り上げたいと思っています。

本年度全国大会 和歌山大会参加

<事業について>

 本年度は、プロジェクトチームをつくって対応しないとできない半田支部への委託事業の話が2つ程上がっています。具体化すれば会員の皆様のご協力をお願いしますのでよろしくお願いいたします。

<青年部への参加のお願い>

 青年部では、本会への出向、支部対抗ソフトボール、ボーリングをはじめ、支部活動においても素晴らしい活動をしています。50周年では、女性を含めてリーフレットの作成から当日の設営や接待まですばらしい活躍をして頂きました。青年部に入って活動してみませんか?新しい出会いがあると思います。お待ちしています。

 
『青年部会』

        青年部長 大岩 範久 

 平成6年に建築士会に入会し、早や10年が経とうとしています。入会当時は何もわからず、支部の事業に参加しても、知り合いも少なくあまり楽しくありませんでしたが、青年部に声をかけてもらい、諸先輩から色々なことを教わりました。年が経つにつれ自分と同年代のメンバーが増え、徐々に建築士会の事業に出るのが、楽しくなってきました。
 そして、入会当初は偉大に見えた青年部長の大役に今年の4月より就かせて頂くこととなりました。
 青年部の活動は本会青年部事業『6月・3月の東海北陸ブロック大会、7月の対外事業「夢のらくがき」小学生絵画コンクールの募集、9月の支部対抗ソフトボール、10月の全国大会参加及び研修旅行、12月の家族親睦会、2月の支部対抗ボウリング大会、随時の勉強会・研修会』の参加を中心に、支部青年部の定例会議を盛り混ぜながら勉強有り、親睦有りで楽しくやって行きたいと思います。
 現在、男女15名のメンバー(気のいい人ばかりですよ)中心に活動を行っていますが、青年部には40歳以下という年齢の枠があり、昨今の新入会員減少の影響をまともに受け、なかなか新メンバーにめぐり会えません。
 建築士会に入っていて会誌が送られてくるだけでは会のメリットはないと思います。
40歳以下でご興味のある方、是非参加し、一緒に楽しんでみませんか。

昨年度支部対抗ソフトボール

半田蔵のまち協議会(仮)

      協 議 会 会 長  杉江 成司


 半田市は知多半島にあって、これまで政治・経済・文化の中心を担ってきた。
 それゆえに、蔵のある街が形成され、31台にものぼる山車があり、5年に一度は一堂に集結する山車まつりが開催されている。
 このような豊かな地域文化資源が賦存しているのが半田市なのであります。
 そこで、地域再生プロジェクトのテーマである観光再生を受け止めつつ、半田の蔵のまち回遊性を向上させるため、全国都市再生モデル調査に応募し、調査対象として本年(平成16年度)決定されました。
 これを受け個別に活動してきた諸団体を「半田蔵のまち協議会(仮)」のもとに結集し力を一にして、本活動を単に来訪者(観光客)の増加を図ることだけでなく、半田で生活することが豊かであり、誇りに思えるような施策を検討するものであります。
 平成16年9月2日に第1回会議が開催され、協議会のメンバー構成を組織化し、その中で協議会の会長として選出されました。今後は地域再生プロジェクトの中心となる重要な役割を果たすため今一度、会員の皆様のご協力をお願いいたします。いろいろなご意見をお待ちしております。

住宅耐震診断事業について

                 木造住宅耐震診断特別委員会
                     委員長 成田 完二

 市町が窓口で行う木造住宅耐震診断は平成14年度から始まりました。
 大府市、半田市の2市と知多郡5町から契約をいただいて建築士会が行い、東海市、知多市、常滑市は事務所協会が行っています。
 受託件数は7自治体あわせ14年度307件、15年度1095件、16年度は11月現在1286件です。年を追うごとに増えていますが、今年度がピークで、最終年となる来年度は減少すると思われます。
 対象となるのは建築基準法が改正される前の昭和56年5月までに着工された在来工法の木造住宅ですが、診断をするのはたいへんですが、もっと多くの方が診断を申し込んでいただきたいものだと思います。

 診断結果は1.5以上が「安全」、1.0以上で「一応安全」、それ以下は「やや危険」となり0.7未満になると「倒壊又は大破壊の危険」となりますが、昨年度までの集計で0.7未満が50%余とたいへん多くなっています。調査対象の56年以前の住宅は全体の約半数といわれていますので街中の1/4が倒壊又は大破壊の危険があるということになります。

 診断をしていると住宅にまつわる悪徳業者の被害に多く出会います。
 一つは基礎を割って行く白蟻駆除業者。そのため基礎のほかのところが割れたり、沈下していることもあります。もう一つは耐震改修と称してあまり効果のない金物をベタベタ付けたり、プラスチックの床束をいい加減に施工したりして法外な料金を取っていく業者。また一つは全く水切りを施工せず、外壁の上張りをしていく業者。そして、中古住宅の不具合を見えないようにリフォームして売りつけてしまう不動産業者など、多種多様な被害にあっています。
 また、明らかに手抜きと思われるもの、終戦直後の材料不足でギリギリ造られたもの、施工者の無知で変な構造になっているもの、無理な増築で危険な状態にあるものなど、建築業者に問題のあるものも多くあります。
 公的な立場の調査なので知り得た情報を公開できないのが残念ですが、建築士として地域住民の方々がこれ以上こういう被害者にならないよう、PRを強める必要があります。
 この地域に登録されている診断員はちょうど200名、実際診断業務をやっていただいている診断員は70名程度です。診断員のみなさんの協力を得ながらあと1年半あまり、6人の委員、がっちりスクラム組んで頑張っていきたいと思います。


  半田支部ホームページ

         広 報 委 員 会   委員長 明石 裕伸

 広報委員長の明石です。この場をお借りして半田支部ホームページのPRをします。
 
 昨年の半田支部50周年を期に支部のホームページを大幅にリニューアルいたしました。
 今や電子メールやホームページはなくてはならない存在、支部のホームページも今まで以上に会員の皆様に積極的に活用していただけるようにしていきたいと思っています。
 また、インターネットに接続できる環境があれば誰でも眼に触れることができるホームページは、一般の市民の方たちとの大事な接点となることが期待されます。
 広くアピールするために魅力的なホームページとなるよう、内容を充実していきたいと思っています。
 そのためには会員の皆様のご協力が必要です。是非、ホームページを覗いて見てください。支部の活動の案内や報告だけでなく、会員の作品の発表のページもあります。
 ホームページ上で募集していますので、是非ご応募ください。また、知多のすばらしい建築や街並み、昔の風景なども紹介しています。こちらももっと充実していきたいと思います。情報を是非お寄せください。