no.2  1.nov.1998

支部研修見学会    〜高山・五箇山〜
         6月14日〜15日
      研修委員会

 「世界遺産に登録」 確かそんなこと聞いたっけなあ。
 そう言えば、今年の「ゆくとしくるとし」にででこなかったっけ。そうそう、 それと新聞で毎年「何とかの風物詩」とか言って放水銃から水を出してる写真見たことあるよなあ。アレッ これって白川郷のことじゃなかたっけ。
 ところで、合掌造って茅葺き屋根だよね。茅葺き屋根だったら、ついこないだまで近所でも見かけたよね、最近トタン屋根になっちゃたみたいだけど。確か、以前お土産にもらった合掌造のミニチュア模型がどこかに有ったよなあ………。

 五箇山 富山県南西部にある山村地区。
     庄川本流・支流の五つの谷から成る。
     合掌造りの民家で有名。
  (広辞苑 第四版 CD-ROM カラー版)

 合掌造 巨大な合掌組を特徴とする民家の造り。
     急勾配の屋根を持ち、屋根裏に三〜四階の蚕室を設ける。
     飛騨白川郷のものは著名。(同上)

 こんないいかげんな予備知識の元(いいかげんなのはこの私だけかもしれませんが?)、今年度の支部研修見学会は、富山県平村(半田市友好姉妹都市)表敬訪問、歴史的遺産の合掌造り集落の見学を行ってきました。
 訪問先の「相倉合掌造り集落」では、茅葺き屋根の葺き替え作業を実際に見学することもでき、作業をされている森林組合の方の「葺き替えは、これ常に勉強勉強の連続です」との言葉は印象的でした。
 また、平村の前に訪れた「飛騨高山まつりの森」は、「日本発の地中ドーム、平成の祭屋台……」とのうたい文句に偽りはなかったものの、祭人間多数の支部会員においては「おらが村の山車はなー」との比較論に終わってしまったのも致し方ないかもしれません。
 なにはともあれ、巷はワールドカップの熱気に沸いている中、何物にも動ずる事なく、綿々と生き続く伝統と、それを守る人々の熱い思いに触れることのできた今年度の研修見学会も無事終えることができました。
 皆さんご苦労様でした。

    研修委員会副委員長  北 村 正 信



青年部会報告

    全国大会(奈良大会)で活動報告

  東海北陸ブロック会青年建築士協議会で代表に選出

                 青年部長 杉田 純一

 1998年度青年部東海・北陸ブロック会議が、6月27日(土)に体操の世界選手権やメガネのフレーム生産で有名な福井県鯖江市で開催されました。その地で大変な事件が起きたことを、この青年部活動報告の中で紹介させて戴きます。

愛知代表は居酒屋で決定

 その事件とは、5月の本会青年部役員会終了後。いつものように、昭和ビル地下1階の居酒屋でなにも考えずにワイワイと騒ぎながら飲んでいたときに、本会青年部長N・U氏が、
「東海・北陸ブロック会議に愛知の代表で半田支部が何か発表をしてくれんかなー」と一言。
 本年度から半田支部の水野貴之君が、東海・北陸の事務局でお世話になっている関係上、むげに断る訳にもいかず、「他の支部からのエントリーがなければ、いいですよ」と酒の席でもあるし軽く返事をしてしっまたことがこの事件の発端でした。

テーマは赤レンガ整備計画に決定

 1週間後、福井建築士会の事務局から発表内容と必要な備品を大至急教えてほしいという連絡を受けて、安請け合いした事の重大さを認識してから、さー大変。緊急青年部役員会をまず開催し、なにを発表しようか検討をし決定したのが「(仮称)赤れんがフォレストパーク整備計画」の流れと建築士会の関わり方についてでした。
 その理由は、まず第一に半田支部長 永田創一氏が、赤れんが保存部会の部会長を、半田支部の代表で受けられていますし、不肖私もその会の一員でもあり第二に昨年度の青年部事業の一部として、半田青年会議所主催の事業に赤れんがのPRと重要性を一般市民に訴えかけた事が決め手でした。
◇ ◇ ◇
 「これで発表は決まった」と安心してる場合でなく、発表内容の検討とその後の作業が私と青年部、そして支部長に大きくのしかかってきました。
 まず、支部長とここ2年間の赤れんが整備計画の流れを思い出し出しメモを取り、発表時間15分以内という条件を満たすために、発表内容のこの部分を削除しようか、それともこっちの部分を削除しようかとか、いやいや、この部分を追加しようとか連日支部長・青年部しいては、半田市の企画課にまでお世話になりながら何とか当日を迎えることが出来ました。

いざブロック大会へ

 「ここまで努力をしたんだから、優勝を狙ったれ」というずうずうしい気持ちが沸々とみんなの中に生まれてきてその意気込みが人数に表れ、支部長:永田創一氏・常議員:杉浦 護氏・青年部:榊原清仁君・北村正信君・水野貴之君・榎本年克君そして私の総勢7人で鯖江へ乗り込むことになりました。
 発表の時には、たくさんの半田支部の応援のおかげで適度な緊張を感じながら、規定の15分をフルに使い、納得のいく発表をする事ができました。そして、この事件のクライマックスになるのです。

ブロック代表に決定
 奈良大会には大勢で応援に!

 それは、東海・北陸ブロックの代表としてマジで唯一半田支部が選ばれたのです。ということは、11月13日(金)に行われる全国大会奈良大会で、発表をしなければいけないということなのです。
 これは、何年前になるのか忘れてしまったんですが、直直前の青年部長:成田完二氏以来の青年部にとっては、大事件になってしまったんです。
 理論派の先輩と違って行動派(単純ともいう)の私には、荷が重いとは思いますが楽天的に物事を考える性分ですので、今は、京都・大阪・奈良のグルメ及びナイトマップ持参で当日に望もうと指折り数える毎日です。
 気が向いたら青年部長の少しまじめな姿を見るつもりで皆さん全国大会に参加して下さい。
 全国大会の結果は、次回にて報告させて戴きます。

平村表敬訪問にあたって
支部長 永 田 創 一

 1000m級の山々からなる深い山岳地帯であり、日本有数の豪雪地帯である富山県砺波郡平村は、平成9年5月に半田市と姉妹都市を締結いたしました。
 事の始まりは、10数年前、半田市混声合唱団が、この地で合宿をしたことからであります。
 その後、山村都市交流をしながら、どんどんと市民レベルでのパイプが太くなってゆき、半田市の産業まつりでは、遠路はるばる平村のとってもおいしい漬物を我々に提供して下さっています。
 
 人口1500人程度のこの村に、はじめておじゃましたのはもう3年ほど前、半田市の民生児童委員協議会の視察で、老人いこいの家にうかがいました。30人ほどのお年寄りが楽しそうにすごしてらっしゃいました。この村では、一人暮らし老人の孤独死などということはまったくありません。夕方、老人の家から夕餉の支度の煙が煙突から出ていないと、すぐに隣近所の人たちが様子を見に行ってくれるからです。こうして強い絆で結ばれた人びとが、営々と築いてきた村なのです。
 
 こんなすてきな村の一部、相倉合掌造り集落が平成7年12月に世界遺産に登録されました。養蚕や和紙で生計を立てておられた村人たちの歴史が世に出てきたのです。半田市としても、自分のことのように喜ばしい出来事でした。市長さんもことのほか喜ばれ、お祝いのメッセージを送られました。
 
 さて今回、我われ建築士会の研修旅行として、この平村に訪れたのは大きな目的がありました。本年3月に市長さんより「合掌造りのレプリカを半田市に建てられないか」と相談を受けました。何人かのメンバーと相談の上、実際に見てみないことには、ということになって、見学をさせていただくことになりました。
 
 20人以上の営林署の職員さんたちが葺くカヤ葺き屋根の現場では、多くの質問が出ましたが、やはり大変な作業であることにはちがいないと感じました。
 帰半後、市長さんへの報告の中で、なんとか技術屋レベルでの交流を今後も続け、合掌造り家屋のレプリカの実現に向けて、努力していくことをお約束してまいりました。

  半田支部ホームページ
         開設中 
 
 半田支部広報委員会は、前回the City 発行直後に、それを元にホームページを作成しました。
 支部の特性を生かしまちづくりを中心としたページづくりとしました。右図はトップページですが、 The City 2号の発刊と合わせ改装中のものです。ご覧になった方は「ちょっと違う」とお思いでしょう。その都度変えていきますので、ご了解下さい。
 
 半田支部のまちづくり をクリックすると左の図になります。ここでは、theCity1号で紹介した知多半田駅前のまちづくり、赤レンガ建築物利用計画の他、1992年に支部40周年で行った半田市都市景観賞の選考結果、1995年に半田市から依頼を受けて実施した、半田市ふるさと景観賞の受賞作品を紹介しています。また、マップもありますので、まち歩きにも便利でしょう。
 
 半田支部の活動 のところはtheCityの内容に合わせ変化させていきます。
 半田支部のご紹介 では右のように作ってみました。支部長の写真うつりがイマイチですけどね。
 これからも少しずつ更新していきます。皆さんのご協力で内容を充実していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 
※ ホームページは現在全て書き換え、全て内容は異なります。

半田支部45周年記念事業
   半田市建築番付  準備及び調査実施中

 本年、支部創立45周年にあたり、新美長年特別委員長は次のような計画をたて、着々と準備を進めています。
 まず、名古屋私立大学の瀬口哲夫教授のご指導のもと、半田市内の建築物の調査を行い、写真、データ等をファイルし、それをもとに半田建築番付を作ります。それを会員、そして広く市民に知らせます。そうすることにより意外と知らなかった建築群に興味を持っていただくことができ、多くの市民により一層建築士会をアピールすることとなると確信します。
 
 過日役員会で19名の調査メンバーが決定し、すでに調査を実施しています。年内には番付が出来上がり、関係機関及び、市民にお配りできると思います。
 尚、予算の関係で、そんなにたくさん印刷できませんので、一般市民の皆さんには希望者のみとなります。
 今から楽しみにしていて下さい。
                  (支部長 永田創一)