創立50周年にあたって

社団法人愛知建築士会半田支部
支部長 成田完二

 40周年で半田市都市景観賞を自前で行った半田支部は、この10年間、まちづくりを中心に活動してきました。
 そのあと、今度は半田市主催で「ふるさと景観賞」を行ったのをはじめとして、駅前再開発事業に関わり、旧カブトビール赤煉瓦工場の保存や再利用計画、半田市内の蔵の調査、介護保険等に関連したリフォームヘルパー、コーポラスさつき改修事業、公共施設バリアフリー化改修ボランティア、木造民間住宅耐震診断事業など、複数の事業に常に関わっている状態がいまも続いています。

 その10年間の活動と50年の歴史の大きな節目としてこの50周年記念事業を取り組みました。
 ありがちな一発花火的な記念事業ではなく、過去の実績を整理し、次世代へ繋いでいくために何ができるかを考え、地味な作業を繰り返してきました。式典も旧カブトビール赤煉瓦工場を会場に選び、手作りの式典となりました。

 今までたくさんやってきたまちづくりに関わる活動が、大きく花を開くときが近くなってきたように思います。この周年をさらなる引き金とし、市民と一体となって会員一同力を合わせて、まちづくりの専門家集団として信頼される組織と認知されるよう、頑張っていきたいと思います。