持続的防災まちづくり事業

持続的防災まちづくり特別委員会  富永和久


 

通学路ブッロク塀等安全調査

この事業は半田支部が愛知県の持続的防災まちづくり事業の補助金を受けて行うこととなった3防災事業のうちの1事業であります。

過去に大地震があった時、必ずと言っていいほど、ブロック塀が転倒し死者が出ています。特に昭和53年に発生した宮城県沖地震では、28人の犠牲者のうち16人が倒れたブロック塀や門柱の下敷きになって亡くなっています。また、倒れた塀が道路をふさぎ、避難や救助・消火活動を妨げることにもなりました。阪神・淡路大震災においても、同様ブロック塀などの倒壊が多くみられました。この地域におきましても近い将来、東海、東南海地震の発生が懸念されているところであります。

そのようなことを踏まえ、尊い子ども達の命を守るために、専門家の目で通学路のブロック塀の安全調査を実施することとしました。

今年度は半田、岩滑、成岩、乙川の各小学校の通学路のブロック調査を行いました。

通学路を歩いてみると、思った以上にブロック塀が多く、狭い道路の両側に老朽化したブッロク塀というところもあり災害時のことを思うと不安でいっぱいになりました。

今回の調査により市民の方々に現状を知っていただくとともに災害時の備えに役立てていただきたいと思っております。

また、この調査がきっかけとなり危険なブロック塀などの補修や撤去が行われるとともにブロック塀等の改修(撤去)工事補助等の制度が推進することを願っています。