二次審査の結果発表

第13回(公社)愛知建築士会学生コンペ2018

「旅の建築」二次審査の結果を発表。


最優秀賞

流れる旅の預け箱

東京藝術大学大学院   東京大学大学院

※須藤 悠果  本田 圭  

-一次審査員からのコメント-

  • コンセプトが明確でわかりやすい提案。 均一なコインロッカーに特徴を与えるという点は評価。
  • アイデアの気持ちよさのあるシュアな提案。 ただ、部分的に楽しくなさそうな感じもする案。
  • 良く分からない作品が多い中でわかりやすい作品で評価した。
  • ストリートファニチャーみたく、もっとカタチにこだわったら、実現しても良いような提案。
  • 汚くなりがちなコインロッカーをオブジェっとして捉えた部分が面白い。 ただ、子供は良いが大人はどうしたらよいのか提案がほしい。
  • コインロッカーのあり方をちゃんと考えていない。管理のことまで考えていないのが評価できなかった。 この事を踏まえ可能性をより追求したら、もっと良くなる。

 

 


優秀賞

CLOUD TREE (クラウドツリー)

愛知工業大学 工学部 建築学科

※松本 樹  駒田 浩基  中家 優  中城 裕太郎  中村 勇太  川瀬 清賀

-一次審査員からのコメント-

  • テーマに対し、無理のないエレガントな解き方をした案。
  • アートとしても綺麗。ストーリーも旅というテーマに真摯に答えている点を評価。 作るのは大変そうだが完成度が高い。気象をカタチに変える提案でよい。
  • プレゼンとしての完成度が高い。装置としての面白さはあるが、雲と旅との関係性をより深めると良いかも。
  • 実現したものを見てたいと思わせる。
  • 雲の循環が旅という部分と雲を留めてしまうという部分の矛盾に疑問が残る。

 


 

佳作  (順不同)

のぞき穴の日常

芝浦工業大学 大学院 理工学研究科建設工学専攻

殿村 健太朗

-一次審査員からのコメント-

  • 形態としては1番美しい。 ただ、音がどの程度変わるのかの具体的な根拠がない。
  • 一見、カタチが強引であるが、旅の「視線の非対称性」という捉え方を評価。
  • 旅の捉え方の「偶然性」を評価。平面図と空間がずれそうなのが旅の建築としていい。
  • アプローチが面白かった。

moiré(モアレ) -日常の旅

首都大学東京 大学院都市環境科学研究科 建築学域

※金田 駿也  北山 勝哉

-一次審査員からのコメント-

  • 実際に実現できそうで、綺麗な物ができそうな点を評価。他の場所での展開も考えられる。 現象としてきれいな提案として残してもいいのでは。
  • モアレの検討をキチンとしており、物として綺麗な物が出来そうな点が評価。
  • ものとしてきれいなものができるなと感じた。人が動かないとモアレはおきないので駅に置いたというのが良い。
  • モアレは、だいぶ使い古されているように感じる。人間のアクティビティとモアレの現象との関連性を検討されたら、より良かったかも。 サイズ感と場所が変わると、劇的に良くなるかも。
  • 駅という場所がベタかも・・・想像がつく場所という点が惜しい。
  • 一番日常の嫌な時間を非日常にしてきれいな空間を入れ込んでいるのが良いが、もう少し大きい方がよいかと思う。

 


オルガン

千葉大学 大学院 建築学コース
Glasgow school of art

※山下 麟太郎  西田 安希

-一次審査員からのコメント-

  • 光や音など、体験してみたい空間。五感を想起させる案として評価。
  • 二次審査に向けて、音についてブラッシュアップできれば伸びる可能性を感じる提案。
  • 奥までたどり着いたときに、本当に良い体験ができるかどうか疑問が残る。(怖いように思う。)
  • 目をつぶって、耳をすませば、それで済むことかもしれない。と感じる点もある。ドローイングが良い。 もっと軽いものでよいのでは。
  • あえて五感を遮断するということに意味があるのかと思う。
  • カタチを音に変える際には、検証をキチンと行う必要がある。
  • 環境負荷が非常に小さい建物という事であれば良い。

 


行ってきますの先にはただいまがある

大同大学 工学部 建築学科

新海 ひかり

-一次審査員からのコメント-

 

  • 本人がやりきらなかったのか、投げかけ系の提案なのか?読解が難しい。 スケールの読み替えが起こっているのでは。
  • 素材の違いやたわみ値を検討している点を評価。また、実際に見てみたい。
  • 似たような作品を見たことがあるが、やりたい放題やっていて面白い。計算式は間違っている(等分布荷重になっている)。見てみたい。
  • センスだけで選んだ(ファイバウェーブとか既知のものがあることはわかっているが)。象とかカタツムリとかが同列にいるのはどうしてかがわからなかったが、動物のスケールによって身を守る感覚とウェブを重ねているような気がして、ただいまの先には森があるという風に読み取った。
  • なんだろうなという感覚。前の人が通った痕跡が残っているような旅感のあるのがよかった。ゆっくり戻っていくのが表現できることが重要になりそう。
  • イメージと部材の大きさに乖離を感じる。 シュールな感じ。(良い意味で)
  • タイトルと空間がどう結びつくのかが、よく判らない。
  • スケール感の違い。できた空間は想像できるのでそれができてもどうだろうか。

 

 


 

以上です

 

 

 

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