第2回 (社)愛知建築士会 学生コンペ
  半田赤レンガルネサンス
学生コンペ特別委員会
 愛知建築士会主催の学生コンペ。このコンペ事業は、建築の健全な進歩に寄与する活動の一環として、建築を目指す学生を対象に、今後継続的に開催していくものです。コンペに挑戦する学生にとって作品制作は実践的な力試しであり、審査委員長の中村拓志氏をはじめ、著名な建築家・文化人の方々から直接指導を得られる絶好の機会となりました。学生の方々にはこの機会を十分に活かして、今後の勉強に役立てていただきたいと願っています。

 第2回学生コンペのテーマは「半田赤レンガルネサンス」。対象地区の半田市は、名古屋市の南、三河湾と伊勢湾に囲まれた知多半島のほぼ中央に位置し、人口およそ12万人の街です。江戸時代から、良港を利用した海運業、良質な水を利用した醸造業、繊維産業など、商業や製造業を中心に発展してきました。知多半島の政治・経済・文化の中心的都市である半田市。その中心部にある「半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場)周辺用地」を今回のコンペ対象地としました。敷地は約1,000坪、その一部に赤レンガの建物が現存しています。

 その「半田赤レンガ建物」を活かし、新感覚の賑わいある魅力的な空間にするプランを募集したところ、楽しい夢空間を創造する作品の応募を多数いただきました。どの作品もこの場所にふさわしい作品であったと思います。

 本事業は、愛知建築士会が毎年主催している「建築総合展」と連携し、その期間中に応募作品の展示を行い、最終審査会は「建築総合展」最終日に実施されました。

コンペ募集・審査

 募集については、愛知建築士会のホームページ上で行い、各地から34作品の応募がありました。
 一次審査は、9月15日(土)半田市役所において審査委員の方々により厳正なる審査が行われ、34作品の中から7点の入賞作品が選ばれました。
 最終審査は、10月13日(土)、吹上ホールで開催された第37回建築総合展の会場内において公開プレゼンテーションの形式で行われ、入賞作品7点から優秀賞はじめ各賞が選ばれ、発表及び表彰式が行われました。

●募集概要

■参加資格

 高校生から大学院生までの学生
 年齢・性別・国籍は不問
 建築を学ぶ学生で在学中の者(共同設計可)
 主催者が実施する公開プレゼンテーション(10月14日)に参加できること

■賞

 最優秀賞(1点)賞状+30万円
 優秀賞(2点) 賞状+10万円
 佳作(4点)  賞状+1万円