第2回 (社)愛知建築士会 学生コンペ
  半田赤レンガルネサンス
学生コンペ特別委員会

第2回(社)愛知建築士会学生コンペを終えて

審査コンペ委員長 廣瀬高保

 このコンペの特徴は、単なる学生のアイデアコンペとは異なって、土地の所有者(今回は半田市)に対して土地活用の提案を行うものです。学生の自由な発想には街の活性化につながるヒントが含まれる可能性もあり、落選案も含め多くの応募案は宝の山ともいえます。このコンペは自治体に代わって愛知建築士会が学生に新規事業に繋がるかもしれない提案を模索させる画期的なシステムとも取れます。今回も半田市には審査会場の提供や地元審査員の選出をしていただくなど、連携をとりながら事業を実施することができましたことを、この場をお借りして御礼申し上げます。
 学生にとっては、実在する敷地に自分が提案したアイデアを反映させる良い機会となります。大いに興味が沸き、創作意欲をかきたてることにもなります。使用計画が決まらない空き地や、勢いのなくなってしまった商店街など、コンペの課題地として場所の提供を受ければ、今後も社会のためにすばらしい提案をお届けし続けることができると考えています。

第1次審査の先生

中村拓志(審査委員長・建築家)、
小松尚(名古屋大学)、白鳥洋子(名古屋造形芸術大学)、
谷田 真(名城大学)、橋本雅好(椙山女学園大学)、
広瀬文久(トライデントデザイン専門学校)、
藤田大輔(岐阜工業高等専門学校)、道尾淳子(愛知淑徳大学)、
向口武志(名古屋市立大学)、武藤 隆(武藤隆建築研究所)
 (敬称略)

第2回学生コンペが皆様方のご協力のおかげで行うことができましたことをコンペ委員一同感謝しています。