美浜で暮らす「新しい住環境の提言」


 2010年10月9日、名古屋市中小企業振興会館・9階展望ホールにおいて、審査員長に建築家の西沢立衛氏を招き、プレゼンテーションによる公開審査が行われ、各賞を決定いたしました。
7組の入選者は順に5分の持ち時間を一杯に使い、映像、模型を用いてプレゼンテーションを行いました。また審査員の先生方からは、深層を突いた質問が飛び、返答に詰まる場面もありました。
発表はどれもすばらしいもので、昼食時の会話で西沢氏は「こんなプレゼンによる審査は初めて」と驚嘆されていました。
審査会は昼食休憩後、公開審査が行われました。
聴衆を前にして、熱心な討論が行われ、最優秀賞に横浜国立大学大学院の大和田栄一郎さんほか3名の作品「開かれた門のある街」、優勝賞に京都工芸繊維大学大学院、宮井さんらの「トリミング」、名古屋工業大学大学院、石川さんらの「寄り添う町」の二作品を選びました。
最優秀は横浜国立大の二連覇となりました。

最優秀の横浜国立大学大学院のみなさんと西沢氏(中央)

尚、西沢審査員長は、建築総合展内に掲示された91点全作品をご覧になり、下記5点を選択され、当委員会では「審査員長特別賞」として表彰状を贈ることといたしました。
その5点の作者のうち名古屋在住の方に連絡を取り、1名は会場に居て、2名は駆けつけていただきました。友人の結婚式を抜けて来た人も居ました。
その3名の方は、西沢先生から直接講評を受けました。(写真)

生田氏 児玉氏 山下氏 西沢氏 松井氏 佐藤氏

最優秀賞

No68 開かれた門のある街
大和田栄一郎、水野貴之、坂爪佑丞、佐藤大基
横浜国立大学大学院/Y−GSA

優 秀 賞

No41 トリミング
宮井早紀、岡西雄司
京都工芸繊維大学大学院造形工学専攻建築設計学専攻

No21 寄り添う町
石川翔一、四宮健次
名古屋工業大学大学院工学研究科社会工学専攻

佳  作

No50 ワタリドリのすみか
伊藤義浩、平手千裕、市川智章
名古屋大学大学院環境学研究科

No66 防潮林を歩く住居群
行木慎一郎
法政大学デザイン工学研究科建築学専攻

No79 住まいの路 〜水とともにある暮らし〜
木村智行、下錦田聡志
首都大学東京大学院都市環境科学研究科 建築学域

No88 自然と寄り添う生活
冨田昌博、丸山亮介
千葉大学大学院建築都市科学専攻建築学コース修士科
千葉大学デザイン工学科建築系4年

審査員長特別賞

美浜の食卓   川口 竣 名古屋工業大学
nokishita   岩室宏史 名古屋学芸大学
添屋>(ダイナリ)母屋
        秦慎太郎 愛知県立芸術大学大学院
カコミュニティ
        熊沢遼、増田亜斗夢 東京工業大学大学院
陰日向と暮らす美浜町   田中裕大 京都工芸繊維大学

■ 審査員

西沢 立衛氏
    (審査員長・建築家)
山下 治夫氏
    (美浜町長)
児玉 善郎氏
    (日本福祉大学・教授)
松井 宏夫氏
    (愛知県建設部技監)
生田 京子氏
    (一次審査員代表)
佐藤東亜男氏
    ((社)愛知建築士会 会長)